4. レコード情報編集

4.4.1.3.MXレコード設定例

MXレコードの設定例と各項目について下記にまとめています。


図4-7 MXレコード設定例

・MXレコード
MXレコードは、対象ドメイン宛のメール配送先ホスト名を定義するレコードです。
メール転送先ホスト名はAレコードで登録しておく必要があります。
お客様にて設定を行ったAレコードを参照し、メールサーバのIPアドレスを取得します。
その為、Aレコードを設定されてない場合は正常に動作いたしませんのでご注意ください。


(設定例1)
《example.co.jp》というドメインをお持ちのお客様でMXレコードを設定する場合
《***@ example.co.jp》宛のメールを《mail.example.co.jp》というサーバに配信する場合の記述
*前もってAレコードに《mail.example.co.jp》を登録しておく必要があります。

名前 種類 TTL 内容 優先度
example.co.jp. MX 任意の時間 mail.example.co.jp. 任意の数字

(設定例2)
《***@sub.example.co.jp》宛のメールを《mail.example.co.jp》というサーバに配信する場合
*前もってAレコードに《mail.example.co.jp》を登録しておく必要があります。

名前 種類 TTL 内容 優先度
sub
もしくは
sub.example.co.jp.
MX 任意の時間 mail.example.co.jp. 任意の数字


表4-7 MXレコードのフィールド説明
項目 編集 入力内容 備考
名前 任意のドメイン名 設定する名前を記述
TTL キャッシュ期間 (-)は未設定を示し、SOAのTTLに依存する
個別設定が必要な場合に指定
内容 メールサーバのホスト名 設定するIPアドレスを記述
優先度 0~100の範囲で10刻みで選択可 デフォルト値は50